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VFCPの活動
活動目的
VFCPの活動はトンガ王国の子ども達の笑顔をやりがいとして、
学校の上下水道設備の改築や設置を行う公衆衛生事業により感染症の予防、及び衛生面の改善、
そして海岸の清掃など自然保護事業によりサンゴ礁やクジラなどトンガ王国の美しい自然を守ること、
並びにトンガ王国の人々の雇用促進につながる事業を行うことで、
トンガ王国の子ども達が将来的に豊かに暮らしていける社会の実現に寄与することを目的としています。
VFCPが取り組む問題
●学校の衛生環境の改善とその保持 まずは子どもたちの学校環境から!
トンガ王国、第二の諸島であるババウ諸島(ババウ本島とそれをとりまく40ほどの島々)では、その大部分において水のインフラが整備されておらず、雨水を飲料水や生活用水として使用しています。
ババウ諸島には、28の学校(小学校、中学校、高校)が点在していますが、老朽化した雨水を貯めるタンクでは清潔な水を供給できず、安全な飲料水を確保できないため、嘔吐や下痢などで体調を崩す子どもたちがいます。
設置された水洗トイレも老朽化や故障したまま、女の子は学校が終わるまで我慢し体長を壊したり、屋外で排せつせざるをえない状況も多く、衛生問題と健康問題両面で解決が必要です。また、子どもたちに手洗いの習慣はありません。
VFCPは、各学校の雨水タンクとトイレの状況確認を進め、設備の設置だけでなく、子どもたちへの衛生教育実施、学校の保健教育の充実、設備のメンテナンスなど、現地の方々が主体となる継続的な活動をサポートします。
●サンゴ礁の保全活動 子どもたちの大切な未来のために・・・
感染症と並ぶ大きな問題としてトンガ王国の海に生息するサンゴ礁の死滅があり、世界有数の美しい海を持つ
トンガ王国に大きなダメージを与えています。そしてその原因は大きく三つの要因に分けられています。
世界的に問題になっている、大量に海に流入するプラスチックごみと海中・海底に蓄積するマイクロプラスチックの影響により、サンゴ礁の消化器官が閉塞し死滅するケースが多く確認されています。
そして二つ目の要因が森林伐採による赤土の海上流出や、トイレの汚水などの海上流出です。
トイレや生活用水の下水処理設備が存在しないため、汚水がそのまま垂れ流しとなり海面を覆い海水の透明度が奪われ、サンゴ礁と共生し栄養を送る役割である褐虫藻の光合成を阻害しサンゴ礁の栄養不足につながっています。
そして三つ目の要因がオニヒトデの大量発生です。
地球温暖化の影響により、サンゴ礁を捕食とするオニヒトデの異常発生も、サンゴ礁の死滅原因のひとつです。
このオニヒトデが温暖化の影響により海中に大量発生してしまい、サンゴの産卵が激減してしまいます。
VFCPのアプローチ
これらの問題に対し私たちは実際にトンガ王国に定期的に赴き現地の住民の方々とともに事業を行なっています。
初年度ではトンガ王国の小学校にレインタンクの設置やトイレの改築、及び手洗いの習慣を子ども達に根付かせる活動など公衆衛生に関する事業や、美しい海を守るため海岸のゴミ拾いなどの活動を行い、またそれと同時に今後さらなる事業拡大に向け水道関係のフォーラムを通じて日本企業との親睦を深めてきました。
●子供たちの健全育成活動
ここババウ島は、日本の様に学校でのクラブ活動やその他のアクテビティがほとんどありません。
そこで、夢やゴール設定を持つことを目標にアカデミーを設立し、スポーツを通して健康な身体作りと規律を学んでもらう活動に取り組んでいます。
また、世界的にトンガ人はラグビーで有名ですので若き選手達を海外の大学やクラブチームに紹介し、彼らの新しい未来を切り開くお手伝いをしています。
VFCPのこれから
今後もトイレの改築及びレインタンクの設置事業、並びに海岸及び砂浜のゴミ拾い事業は引き続き継続していくと共に、
設置した設備の維持向上ができるように現地住民からメンテナンス技師を育成、及び衛生管理教育の指導を行います。
上下水道設備に関連する日本の企業やJICAに相談、並びに申請を行い事業の改善、向上に向け活動して行きたいと考えています。
さらに雇用促進事業として、トンガ王国の人々の雇用の手助けとして、トンガ政府の協力を仰ぎ、
ラグビー選手の日本派遣や、日本の介護現場などへの派遣に向け、日本語や道徳教育を進めていく活動をしていきます。
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